フェリー活況 背景に運送業界の働き方改革
現在、関西では高級路線に舵を切った「大型フェリー」が大人気となっています。その背景には、ある業界の「働き方改革」があるのです。フェリーの乗客「すごくいい部屋になっている。普通のホテルみたいやんな、ちゃんとした」「高級すぎて、ホテルのフェリーみたいになっています」。乗客から高い評価を受けているこの船はどういったものでしょうか。フェリー「さんふらわあ・さつま」です。大阪・南港と鹿児島・志布志港を14時間で結びます。今年5月に100億円かけて新しく造られたフェリーです。新しい船には、初めてスイートルームが導入され、部屋は広くバルコニーもついていて、高級なイメージの部屋になっています。スイートルームは風呂・トイレが完備され、1部屋4万2千円(2名)で、12部屋あるということです。フェリーといえば、「大部屋」のイメージがあるのですが、この船は以前の船に比べて個室を1割以上増やしています。大部屋を減らし、個室を増やしたため、乗船できる人数は200人ほど減りましたが、一人当たりのスペースを拡大することを重視したのです。
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