かざすだけで中身が分かる NFC対応のSDメモリーカード
Wi-Fiばかりが無線ではないと、東芝が送り出した無線機能付きSDメモリーカードは世界で初めてNFCに対応した「SD-NFC」シリーズです。SDメモリーカード内にNFCチップを内蔵し、非接触の近接通信が可能となっています。使い方は簡単で、NFCリーダーを内蔵したスマホに専用アプリ「Memory Card Preview」（Android版のみ）をインストールし、このSDメモリーカードを近づけるだけで、カード内部に保存されている撮影済みの画像のサムネイルが表示されるのです。カードの名前やカードの空き容量なども表示されますが、現時点ではSDメモリーカードの情報を確認するだけで、画像ファイルの転送などはできません。なお、同社は短距離無線技術の「TransferJet」に対応したSDHCカードを開発中で、こちらは画像データをそのまま転送できるようになる予定です。PCからSDメモリーカードスロットが消える日も来るのかもしれません。ソニーが2月上旬に発表したmicroSDXCカード「SR-64HXA」が大きな話題を巻き起こしました。というのも、保存した楽曲をプレーヤーで再生すると、従来のmicroSDカードから再生した場合よりも高音質になる、というのです。開発元のソニーは、カードからデータを読み取る際に発生する電気的なノイズを低減し、プレーヤーへの影響を減らすことで音質が向上する、と説明しています。
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